坐骨神経痛

坐骨神経痛とはどんな病気？

坐骨神経痛は、腰から足にかけて伸びている坐骨神経が圧迫または刺激されることで引き起こされる症状の総称です。これは病名ではなく、症状を示す用語です。坐骨神経は人体で最も長く、最も太い神経であり、その影響範囲が広いため、多様な症状を引き起こします。

坐骨神経痛の症状とは？

坐骨神経痛の主な症状は以下の通りです。
・痛み: 腰、臀部、太もも、ふくらはぎ、足先にかけて鋭い痛みが走ります。痛みは片側の足に集中することが多いです。
・しびれ: 足やつま先にかけてのしびれ感。
・筋力低下: 足の筋力が低下し、歩行や立ち上がりが困難になることがあります。
・感覚異常: 足の感覚が鈍くなったり、異常な感覚を感じることがあります。
・痛みの増強: 腰を動かしたり、くしゃみや咳をすると痛みが増すことがあります。

坐骨神経痛の原因は？

坐骨神経痛の主な原因には以下のものがあります。

①椎間板ヘルニア

椎間板が突出して坐骨神経を圧迫することで痛みやしびれを引き起こします。

②脊柱管狭窄症

脊柱管が狭くなり、神経を圧迫することで痛みやしびれを生じます。

③腰椎の変性

加齢に伴う椎間板や椎骨の変形が神経を圧迫することがあります。

④筋肉の過緊張

腰や臀部の筋肉が過度に緊張し、坐骨神経を圧迫することがあります。

⑤外傷や感染

神経や周囲の組織の炎症や損傷。

坐骨神経痛の治療は、原因や症状の重さに応じて以下の方法が取られます。

保存療法

①安静: 痛みがひどい時は安静にすることが重要です。
②アイシング: 冷却パックを用いて炎症を抑える。
➂ストレッチ: 筋肉をほぐし、柔軟性を高めるストレッチを行います。

薬物療法

①鎮痛剤: 痛みを和らげるための薬。
②抗炎症薬: 炎症を抑えるための薬。
➂筋弛緩剤: 筋肉の緊張を和らげるための薬。

理学療法

①リハビリ: 筋力強化や柔軟性を高めるための運動療法。
②マッサージ: 筋肉の緊張をほぐし、血流を改善。

注射療法

①神経ブロック注射: 痛みを緩和するための局所麻酔注射。
②ステロイド注射: 強力な抗炎症作用を持つ注射。

手術療法

重度の場合、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の手術が行われることがあります。

予防と生活習慣

日常生活での予防や症状の軽減には以下の点に注意します。
①姿勢の改善: 正しい姿勢を保ち、腰への負担を減らす。
②適度な運動: 筋力を維持し、柔軟性を高める運動を定期的に行う。
③体重管理: 適切な体重を維持し、腰への負担を軽減する。
④ストレス管理: ストレスを溜めず、リラクゼーションを心がける。
坐骨神経痛の治療は個々の状態に応じて異なるため、適切な治療が重要です。

姿勢の極みの坐骨神経痛に対する考え方と施術法は？

姿勢の極みの考え方

姿勢の極みでは坐骨神経痛に対して「骨盤や背骨などの骨格」にアプローチします。

人間はそもそも重力に逆らって2足歩行をする生き物です。そこに生活習慣の負担が加わることによって骨盤や背骨が歪み、姿勢が悪くなります。姿勢が悪くなると反り腰になり、腰椎が前方に歪んだり(腰の部分が過度に反り返り、背骨の自然なカーブが過剰になっている状態)、骨盤(仙腸関節)の歪みを引き起こします。そうなると腰部の荷重が腰やお尻、股関節、膝関節に大きく影響して姿勢も悪くなります。

姿勢が悪くなり反り腰になると、
・腰痛：過度な前弯により腰椎に負担がかかり、腰痛を引き起こします。
・腹部の緊張感：腹部の筋肉が引っ張られ、緊張感を感じます。
・姿勢の不良：反り腰により姿勢が悪くなり、見た目にも不自然な姿勢になります。
・股関節や膝の痛み：反り腰が原因で下肢の関節にも負担がかかり、痛みが生じます。
・疲れやすさ：筋肉や関節に過度な負担がかかるため、疲れやすくなります。

姿勢の極みの施術法と改善メカニズム

姿勢の極みでは、身体の根本である骨盤や背骨などの骨格の歪みを整えることにより反り腰を改善します。反り腰を改善することにより、正しい骨盤の位置により姿勢の重心バランスを確保します。そうすることによって、腰や下半身の血行が良くなり、筋肉の緊張が緩和され、代謝が上がることにより、「ラクに生活できる身体の状態」を作ります。当然、日常的にもラクな身体の状態で過ごしやすくなり、坐骨神経痛が改善しやすくなります。

実際に施術を受けた患者様からは、
「足や腰の鋭い痛みがなくなった！」
「足のしびれが取れた！」
「長時間座れるようになった！」
「沢山歩くような外出もできるようになった！」
などの声をいただいております。坐骨神経痛でお悩みの方は、ぜひ一度姿勢の極みにご相談されることをおすすめします。